平成30年7月5日から8日にかけて、西日本から東海地方を中心とした広範囲の多数の観測点では観測史上1位の雨量を記録する豪雨がありました。この豪雨による被害は甚大で、消防庁災害対策本部発表資料(第30報、7月17日)によれば、死者212名、行方不明者17名、住宅被害(全壊)406棟、住宅被害(半壊)351棟となっています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々にお悔やみ申し上げます。また数多くの被災された方々にお見舞い申し上げます。

当コミュニティでは地球観測データの利用分野の一つである防災・復旧に着目し、国の機関、民間会社が公開している衛星画像、空中撮影写真等を一覧できるようにリンク集のページを作成しました。撮像状況、解析結果等の詳細はそれぞれのページに記載されています。地球観測データが何らかの形でこの災害復旧に役立ち、また将来の防災・減災へとつながることを期待しています。

それぞれのサイト/ページで公開されている画像等データの利用については、掲載元の規定に従ってください。

◆内閣官房 内閣情報調査室 内閣衛星情報センター 殿
・平成30年7月豪雨に係る被災地域に関する加工処理画像について(7月10日)
・平成30年7月豪雨に係る被災地域に関する加工処理画像について(第2報)(7月11日)
・平成30年7月豪雨に係る被災地域に関する加工処理画像について(第3報)(7月15日)

◆国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 殿
・全球降水観測計画(GPM)による平成30年7月豪雨の観測(7月10日)
・「だいち2号」による平成 30 年7月豪雨の観測結果について(7月11日)
・だいち防災webポータル

◆国立研究開発法人 防災科学技術研究所(NIED) 殿
・平成30年7月豪雨クライシスレスポンスサイト

◆アジア航測株式会社 殿
アジア航測では、天候の回復を待って、被災地の緊急撮影を実施いたしました。得られた情報は随時ホームページ上で公開して参ります。
弊社技術が、現地の詳細解明ならびに二次災害の抑制に少しでもお役に立てれば幸いです。
・「平成30年7月豪雨」(西日本豪雨)災害(2018年7月) 第一報(7月9日)
・「平成30年7月豪雨」(西日本豪雨)災害(2018年7月) 第二報(7月12日)

◆国際航業株式会社 殿
気象の安定した7月9日から各地の状況を航空写真で撮影しましたので順次掲載いたします。 今回の災害で被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、弊社の所有する技術が、被災状況の把握ならびに今後の復旧に少しでもお役に立てれば幸いです。
・平成30年7月豪雨(7月9日~11日)

◆株式会社パスコ 殿
概況把握を目的とした衛星画像撮影成果のほか、土砂移動痕跡判読結果等を公開しています。
・2018年7月豪雨災害(7月9日~11日)
・人工衛星と航空機で記録的な豪雨による被災状況を把握 災害緊急撮影 豪雨災害 (報道資料 7月9日)

◆日本スペースイメージング株式会社 殿
7月9日に加え10日、11日にもDigitalGlobe社衛星による撮影を実施いたしました。
また、SAR衛星のCOSMO-SkyMedによる撮影を実施いたしました。
・平成30年7月西日本豪雨撮影状況(7月9日)
・平成30年7月西日本豪雨撮影状況 (7月9~11日)

◆株式会社サテライトイメージマーケティング 殿(仏AIRBUS社)
下記リンク先で「View on map」ボタンを押すと背景の地図にサムネイルが重なり、シーンの位置関係が分かります
・衛星種別:Pleiades 1A 広島(7月11日)
・衛星種別:Pleiades 1B 広島(7月11日)
・衛星種別:Pleiades 1A 岡山(7月11日)
・衛星種別:Pleiades 1B 岡山(7月11日)